ちょうど1か月前にも食べに来まして、その時は「和牛ホルモン月見ねぎかけお好み焼き」を食べました。
今日はあるものが入荷しているとの情報を得てやってきました。

あるものとは・・・そうです、広島のお好み焼きに欠かせない「キャベツ」です!!
それがどうした?と思われた皆さん、ちょっと待ってください。
実はこのキャベツは広島県産でお好み焼きに適した新品種のキャベツなんです。
しかもお好みソースで有名なオタフクソースと種苗メーカーの増田採種場が共同で開発しているので期待が出来ますよね。
品種は「ふっくるキャベツ」のシリーズ名前で、「はるおこ」「なつおこ」「あきおこ」「ふゆおこ」と季節によって異なる4品種があるそうです。
何が違うのかを簡単に説明しますと、冬場に比べて糖度が落ちるキャベツの糖度を上げ、サイズも大きく調理もしやすいキャベツになっています。年中美味しいお好み焼き食べられるようにお好み焼き店では焼き方やキャベツの産地選定などいろいろ努力をされているようです。しかも広島県はキャベツの消費が多いのに広島県産のキャベツって流通量が少ないので、どうしても他県産に頼らざるを得ない状況なんですよね。
(この写真はカテカテさん提供)

店主の粋な計らいで現在使われているキャベツと「なつおこ」との比較をさせてもらえました。
見た目の差は分かりませんが左が普段使われている群馬県産のキャベツ、右が新開発の「なつおこ」です。
何もかけずに食べてみたところ、甘みは群馬県産の方が甘みがあるように感じました。
でも水気は若干「なつおこ」の方が少なく感じ、これは蒸らしによって化けるのではないかと思いました。
長野県や群馬県はキャベツの一大産地でもありますし、気候も適しているから美味しいキャベツになりますよね。
キャベツの生産が少ない広島県で栽培しやすく、全国のブランドキャベツに負けない味が地元で収穫できることに大きな意味があるように思えます。広島名物のお好み焼きで、地元農業も盛んになればいいなと思います。

ここまで書いておきながら申し訳ないのですが、
この「なつおこ」はまだ市販されていないので在庫がなくなったら入荷予定もないそうです。
早く生産量が増えて安定供給される日が来てもらいたいです。
肉玉そばWの青ねぎトッピングにしてもらいました。
まん丸で見た目もとっても美味しそうです。
青ねぎがちょっと斜めにカットしてあってこだわりを感じます。

先ほどは生キャベツを食べ比べましたが、じっくりと蒸らされたキャベツは生とは違いますね。
甘みが出て美味しいですが、特別に違うかは正直分からなかったです(笑)
素材の味も大事ですが焼き方も大きいのだと思います。お好み焼きとして食べて自然と美味しいと感じます。
細麺のソバも美味しかったです。

たっぷりの青ねぎとテーブルに置いてあるサンバルソースがよく合います。
特に暑い時期はピリ辛の味で食欲が増して元気になりますよ。
ぜひ途中からかけて食べてみてください。

「kate-kate(カテカテ)」
広島市安佐南区緑井5-18-4
電話082-870-3096
お好み焼き kate-kate (お好み焼き / 七軒茶屋駅、緑井駅)
昼総合点★★★★☆ 4.3